創立70周年を迎えて
荒川区商店街連合会
第7代会長 内野 国営
荒川区商店街連合会が、ここに創立70周年の記念すべき時を迎えましたことは、誠に感慨深くご同慶に堪えません。
僅か18商店会・720名を以て昭和26年10月1日に創立発足した荒川区商店街連合会は、時代の変遷に対応しながら、現在は38商店会・約1,400名の会員を擁する組織として活動しております。
これもひとえに歴代会長、先輩役員会員皆様、さらには荒川区長はじめ行政、各議員先生、東京商工会議所、東京都商店街連合会、その他関係団体の皆様の御指導、御協力の賜であり、心より感謝申し上げる次第であります。
荒川区商店街連合会発足後の昭和時代は経済成長が著しく、商店会や会員数の増加が顕著でありました。しかし、平成時代以降はスーパーやドラッグストア等の出店攻勢に伴う生鮮店の廃業・撤退、商店会構成員の高齢化、インターネット通販等の急拡大に伴う物販店から飲食・サービス業チェーン店へのシフト等が影響し、商店会や会員数は減少傾向にあります。
こうした状況を克服し、持続可能な活力ある商店街になるよう、荒川区商店街連合会では、商店街の振興事業や施設整備、プレミアム付き区内共通お買い物券の継続発行等、各商店会や会員の皆様の声を行政に強くお願いしてまいります。
また、荒川区商店街連合会及び各商店会の発展には、若手と女性の活用・育成が必要になります。今後は、若手会員間の交流会を開催し、次代の担い手づくりを進めてまいります。
創立70周年にあたり「ふれあいの街・あらかわショップガイド」発刊に際し、各商店会の皆様や荒川区の御支援・御協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
この記念すべき70周年を次の80周年~100周年へ向けての一歩として、皆様と共に努力を傾けたいと切に念願する次第であります。
終りに、各商店会並びに会員の皆様の益々の御繁栄を祈念し発刊の挨拶といたします。
創立70周年を祝して
荒川区長 西川 太一郎
荒川区商店街連合会が創立70周年を迎えられましたことを、心からお祝い申し上げます。
荒川区商店街連合会は戦後の混乱期をくぐり抜け、昭和26年に結成されて以降、日本経済のめざましい成長とともに、地域住民の活発な消費需要に応え、荒川区の発展に多大なる貢献を果たしてこられました。
これもひとえに、荒川区商店街連合会や各商店街の活動を支えてこられた歴代会長をはじめ、役員や会員の皆様の御努力の賜であり、深く敬意を表する次第です。
さて、商店街は、区民の皆様の消費生活を支える場であるとともに、地域の賑わい創出や街の安全・安心を守る機能も果たしており、今後も地域コミュニティの中核的役割を担うべき存在であると認識しております。
このため、私は商店街振興を区政の重要な課題の一つとして掲げ、商店街に対する様々な施策を充実・推進してまいりました。
一方で、近年は少子高齢化に伴う購買層やニーズの変化、インターネットによるE コマース(電子商取引)の拡大をはじめとした購買機会の多様化等、商店街を取り巻く環境も大きく変化しています。
また昨年来、新型コロナウイルス感染症の拡大、長期化により、不要不急の外出自粛や営業時間の短縮要請に伴い商店街の来街者が大幅に減少する等、かつて経験したことがない事態にも直面しています。
そして、未だ先の見えない不安な日常の中で、新しい商売のやり方を模索していくことが求められています。
こうした状況を乗り越えるため、区といたしましても、社会経済情勢を的確に見極めながら、商店街の皆様を全力で支援してまいりますので、引き続き御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、荒川区商店街連合会のますますの御発展と商店街の皆様の御健勝を心から祈念いたしまして、発刊の挨拶とさせていただきます。